
こんにちは。司法書士の甲斐です。
認知症対策や相続対策は「早め」に行うのが基本です。
このブログでも何度もお話ししていますね。
こんにちは。司法書士の甲斐です。
でも、多くの人は問題が顕著になって慌てて専門家のところに相談します。
「相続でもめていて・・・」
「親が認知症になって、施設に入所しなくてはいけなくなって・・・」
このように、専門家に相談される方の多くが、問題が結構大きくなった段階でご相談にこられます。
しかし、問題が大きくなればなるほど、取りうる手段は限られてきます。
どうして人は相続対策・認知症対策を後回しにしてしまうのか?
今回はその分析と、後回しにしないための方法をお話ししたいと思います。
1.相続対策・認知症対策を後回しにする人の心理
ここであなたに質問です。
あなたは学生の頃、夏休みの宿題を早めに終わらせて、残りの休みを思いっきり満喫するタイプでしたか?それとも最終日にまとめてやるタイプでしたか?

私は最終日近くに慌ててやるタイプでしたね・・・。

どうしてですか?初めに終わらせた方が、ゆっくり出来るはずですよ?

分かっているんですけど、面倒くさくて・・・。
別に相続対策や認知症対策だけではなく、大切な事を後回しにする人は(何らかの病気でなければ)、
「面倒くさい」
「まぁ、何とかなるでしょ」
「嫌なものは嫌」
と言う感情から、大切な事を後回しにしてしまうんですね。
これは、
・対策しなかった場合の未来、対策した場合の未来の両方を具体的に想像する事。
・対策した場合の未来について具体的なスケジュールを立てる。
以上の事を行う事によって、
「面倒くさい」と言う感情から「やる気。モチベーションアップ」の感情に変化をさせる事ができるのです。
2.具体的な対処方法
① とりあえず動く
未来の事を具体的に想像したり、具体的なスケジュールを立てるための情報は、インターネットや書籍等から、簡単に入手できます。
まずは間違っても良いので、モチベーションが高い状態の時にしっかりと動くようにしましょう。
② 未来の想像とスケジューリング、専門家への相談
必要な情報を集める事ができたら、その情報を元に理想の未来の想像とその目的達成の為の具体的なスケジューリングを行いましょう。
なお、これはお1人で考えると漏れが出たりダブりったしますので、必ずコンサルティングが出来る専門家に相談するようにしましょう。
ご自身では気づかなかった重要な見落としがあるかもしれません。
独りよがりにならないよう、必ず専門家への相談は行うようにしましょう。
③ それでもダメなら、専門家にお尻を叩いてもらう
そのままの意味ではありません(笑)
人は基本的に怠ける動物です。
1人ではどうしても行動できないようであれば、専門家に依頼して二人三脚で前に進む事も検討しましょう。
依頼者と二人三脚で歩む事は、コンサルタントの真骨頂です。
あなたの為に、様々な事を考えてくれるはずです。
こう言う時こそ、コンサルタントを上手く活用しましょう。
3.まとめ
相続対策を早め早めに行うポイントは、
「動き出しの段階では間違っても良い。それよりも積極的に行動する事。」
です。
夏休みの宿題のように大切な事を「後でいいや」と後回しにしていると、次から次へと予想外の出来事が降りかかってきて、結局身動きが出来なくなります。
そのような経験、ありますよね?
何も問題がない、すぐに動く事ができる今だから、相続対策・認知症対策にじっくりと取り組む事ができると言う事、お忘れないようにして下さい。