相続の事を話し合うタイミングとは?

こんにちは。横浜市泉区の相続専門司法書士の甲斐です。今回の記事は、相続対策をご両親に行ってもらいたいけど、中々話しを切り出しづらい方向けの記事です。(なおご紹介する事例は、良くあるご相談を参考にした創作です。)

【事例】
 Q:私の父は今年で85歳になるのですが、これと言った相続対策を行っている様子はありません。

財産は自宅と預貯金、それと投資信託を行っており、それなりにあるのですが、具体的な事は一切教えてくれません。

父がもし亡くなった時に相続人になるのは私を含めた子ども4人なのですが、特に遺言等を作成した様子もありません。

また、父は昔自営業を行っていましたので、もしかしたら借金もあるのかもしれません。

このように、問題点は色々と想像できるのですが、父は「まだ元気だから相続対策なんて必要ない!」の一点張りで、私達の話を一切聞こうとしてくれません。相続の事について話す良いタイミングとか、きっかけ等があれば教えて頂きたいと思います。

A:このように、本来相続対策は元気な時に行うものなのですが、それをご両親に伝えたら、「まだ元気なウチに相続の事を考えろなんて、オレに今すぐ死ねって言いたいのか!」と非常に怒られてしまった、と言うご相談をたまに承る事があります。

ある意味、固定観念がありますので、このような方は元気なウチは中々相続対策をしてもらう事は難しいと思いますが、そのタイミングさえあれば、しっかりと相続についてお話し合いが出来ると思います。

では、その代表的なタイミングをそれぞれ見ていきましょう。

 

1.両親のどちらかが亡くなった時

実際に夫(もしくは妻)が亡くなり、悲しみの中、葬儀や相続手続きを経験すれば、相続と言うのがどれだけ大変なものなのかと言う事を身をもって感じてもらえるはずです。

その為、「元気な今だからこそ、色々と相続対策を行おう」と考えてもらいやすくなります。

色々な手続きがある程度落ち着いたら、家族全員で相続の事を話し合うには良いタイミングでしょう。

 

2.身近な方が相続でもめている事を聞いた時

身近、特にご両親の知っている方の相続で、非常にもめているという話を聞けば、「だったらウチも何か考えなければ」と考えてくれるかも知れません。

実際にご自分が経験されていない相続のもめ事でも、身近な人からのリアルな話しを聞けば、ご両親は非常に危機感を持ってくれるかも知れませんので、このタイミングであれば素直に話を聞いてくれるはずです。

 

3.ご両親が病気や怪我をしてしまった場合

今まで元気だったのに、病気や怪我をしてしまうと、ご自分の亡くなった事を自然と考えますので、相続の事を話し合うタイミングとしては良いと思います。

しかし、今まで元気だったのに、病気や怪我をした場合、ご本人は少なからずショックを受けていると思いますので、精神的に不安定な時に相続の事を話すと、かえって逆効果になるかも知れません。

その為、話し合うタイミングは、病気や怪我が完治した後か、完治寸前の時が良いと思います。

 

4.介護の為、子どもと同居(もしくは施設へ入所)した場合

介護が必要になり、子どもの家で同居したり、介護施設へ入所した場合、ご両親が今まで住んでいた家はどうしょうか?と言う話しが自然に出てきますので、これも相続の事を話し合う良いタイミングだと思います。

ただし、上記3と同様、ご本人様は介護が必要になった事に対して少なからずショックを受けている可能性がありますので、実際に話し合うタイミングは考えた方が良いかもしれません。

 

5.相続の話し合いを行う上での注意点

以上、相続の事を話し合うタイミングをお話してきましたが、一点注意点があります。

それは、相続の話し合いを行う場合は、出来る限りご家族(推定相続人)全員で行うと言う事です。

相続人の誰かを除いて相続の話しを行えば、話し合いに参加しなかった相続人は、「自分に不利な話し合いをしたに違いない」と思い、良い気持ちにはならないでしょう。

その為、相続の話し合いは出来る限りご家族全員で行うべきです。

 

6.まとめ

「今はいいよ」と言う方に、相続の事を真剣に考えてもらう為には、その方が考えている「今」=「普通の日常」に変化が生じた時を狙うと効果的です。この時こそ、他人の話をしっかりと素直に聞いてくれるタイミングだと思います。

当事務所では相続に関する様々なご依頼をお受けしておりますが、このような相続の事を話す事ができるタイミングで、ご家族の方のお話し合いに同席させて頂き、ご家族の方の中で出てきた色々なお話について、アドバイスをさせて頂く事も行っております。

生前の相続対策に関してお悩み、お困りの場合はお気軽に当事務所にご相談下さい。

 

 

【このブログの著者】

甲斐 智也(かい ともや)
司法書士/上級心理カウンセラー

合格率2~3%台の司法書士試験を、4年間の独学を経て合格。

心理カウンセリングの技術を応用して、もめない相続の実現を目指す専門家。

不動産や銀行預金等の相続手続きの他、心理カウンセラーが行う心理療法であり心理学のひとつ、「交流分析」をベースにして、法律と感情面の双方から、相続人間のコミュニケーションが円滑になる為の多角的なサポートを行っている。

元俳優。アクションが得意でTVドラマ出演やヒーローショーの経験もあり。

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