具体的な相続の相談内容。どんな人がどのような相談をしているのか?

相続一般

こんにちは。

皆様は人生の中で法律家に何か相談をした事はありますか?

当事務所は相続を中心とした業務を行っていますが、相続の問題は一生に何度もあるわけではありません。

その為、相続についてはほとんどの方が法律家に相談した事がないと思います。

また、相続以外の法律問題についても同様で、そもそも「どのような事を相談したら良いのかイメージがわかない」方もいらっしゃるのではないでしょうか?

そこで今回は、相続の相談についてより身近に感じてもらうために、具体的にどのような相談が当事務所で行われているのかをお話していきたいと思います。

1.相続開始前のご相談

相続開始前のご相談で圧倒的に多いのが、遺言と家族信託のご相談です。

今後相続が発生した場合にある程度の問題が発生する事が予測できたり、認知症等で財産の管理に支障をきたす場合に備えて遺言や家族信託を利用されたい方がご相談されます。

この「相続開始前」のご相談に関しまして実は特長があります。

それは、最初のご相談者が当事者ではなく、その子供達からの相談がほとんどであると言う点です。

父親(若しくは母親)に、遺言を書いてほしいけれど、どのような遺言を書いてもらえば良いか?法律上有効な遺言とするにはどうすれば良いか?等の確認のためのご相談です。

初めの段階ですので、分かりやすく、時間をかけて丁寧にご説明するのですが、ほとんどのケースでは相談だけでは終わりません。

「良く分かりました。それでは次に父親(母親)を連れてきますので、遺言を書くように先生から説得して下さい

と言う展開に高確率で発展します。

子供たちの立場からみれば、散々親に遺言を書いてと言っているにも関わらず、書いてくれない。

だったら、法律家である司法書士の先生に説得してもらおう!

と、言う流れなのですが、はっきり言って説得する事はできません。

遺言はあくまで遺言者の自由な意志で行うべきであり、「説得」されて書くものではないからです。

だから私は「説得して下さい」と言うご依頼は丁重にお断りをしています。

しかし、「遺言を書いた方が良い理由」は分かりやすく丁寧にお伝えして、最終的な判断はご本人様にお任せする、という事は行っています。

人は説得される事で逆に拒否してしまいます。

説得よりも、「やった方が良い理由」や「やらない事へのデメリット」を、ご本人がイメージできるぐらい分かりやすく説明する事が重要になってきます。

このように分かりやすく伝えた結果、当事務所ではほとんどの方が遺言を作成されているのです。

2.相続開始後のご相談

① 相続手続き(遺産の名義変更)について

相続開始後のご相談で一番多いのが、相続手続き(遺産の名義変更)についてのご相談です。

司法書士は遺産の名義変更を代理で行う事ができますので、

「遺産の名義変更を丸ごとお願いしたい」と言うご希望や

「最初は自分で行っていたけれど、やっぱり難しいのでお願いしたい」と言うご希望まで様々です。

また、不動産の相続登記のご相談の際にその他の遺産の名義変更もできる事をお話すると、

「だったら全てお願いします」と言うお話しにつながる事もあります。

② 相続放棄について

特に、被相続人が亡くなって三ヶ月が経過した後に相続放棄をしたい、と言うご相談が多いです。

相続放棄は「自己のために相続の開始があった時から三ヶ月以内」に行う必要があり、通常は被相続人が亡くなった事を知った時に三ヶ月の期間がスタートします。

しかし例外的にこの三ヶ月が経過していても相続放棄ができる事がありますので、その例外に該当するか否かを確認する為に相談される、と言うケースです。

③ 相続人間の人間関係の相談(遺産分割協議)について

このケースのご相談も非常に多くなっています。

相続は最終的に相続人間で遺産をどのように分けるかを話し合う遺産分割協議を行うのですが、この話し合いが様々な事情で行う事ができずに困っている、と言うご相談です。

「相続人の一人が連絡を無視していて、全く話し合いができない」
「相続人に今まで一度も話した事がない人物がいて、どのように話をすれば良いか分からない」

等、法律的な主張以前の問題で、そもそも話し合いができない(どうすれば良いか分からない)と言う問題です。

最終的には遺産分割調停や審判と言った方法があるのですが、まずは当事者同士でお話をしたいと言うご希望もあります。

その為、まずは当事者同士でしっかりと遺産分割協議が行う事ができる環境を作るお手伝いを私が行っています。

3.まとめ

以上、代表的なご相談内容をまとめてみました。

これ以外にも、相続に関連する様々なご相談を承っております(不動産の相続登記のご相談は日常茶飯事で行っております)。

相続のお話しは非常に幅広く、

「私の相続の問題は、そもそも相談に値する内容なのか?法律問題なのか?」と悩まれてしまう事もあるかもしれません。

実は大した問題に見えなくても、専門家から見れば非常に重要な内容である事もあります。

相続の事で少しでもお悩みの場合は、当事務所や相続の専門家にご相談する事をお勧めします。

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