司法書士事務所に見られる効率化、合理化の波

現在、司法書士事務所も法人化が認められ、それに伴い一般の企業の様に
効率化、合理化された仕事が行われています。

経営コンサルタント会社も司法書士事務所に対し営業を行い、事務所経営において
コンサルタントとしての手腕を振るわれているのも、その理由の一つです。

しかし、司法書士の仕事は、簡単に効率化、合理化しても良いものでしょうか?

ある事例を紹介します。その方はある司法書士事務所に裁判の代理人を依頼しました。
その事務所は上記のように効率化、合理化され、司法書士を何人も抱える、
今時の事務所でした。その外観から、その方は信頼をしたのです。ただ、事件そのものは
非常に難しく、時間もかかるわりには、報酬があまり見込まれない事件でした。
結局のところ、解決までに2年位かかったそうですが、最後の方では、半ば強引に和解に
応じることになったそうです。おそらく事務所側が、時間がかかる、お金にならない事件は
早く終わらせたかったのでしょう。

確かに、お金にならないような仕事に時間をかける事は、一般企業ではあまり
推奨されないでしょう。しかし、依頼人の人生に深く関わる仕事を行っている我々は、
果たしてこのような事が許されるのでしょうか?あなたは、皆様はこのような事務所に
何か依頼されたいと思いますか?

私は、司法書士試験に合格する前、「法律問題は、そもそも面倒なのが当たり前。そこに
専門家としての存在意義がある。」と思っていましたし、今もそうです。

仕事の本質を追求せず、安易な方向に進む事は、司法書士としてはあっては
ならない事だと思います。

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